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在宅ワークならできる! 子どもの中学受験を見据えた最適な幼児教育

子どもと教育

近年、中学受験への関心が高まっており、それに伴い幼児教育の重要性もますます注目されています。しかし、何をすれば良いのか、いつから始めれば良いのか、迷っている親御さんも多いのではないでしょうか。在宅ワークや副業の目処がついたら、家族や自分にかけられる時間も増えます。その時間を有効に使い、来たるべき子どもの受験に備えましょう!

本記事では、中学受験と幼児教育の関係性について解説し、成功への架け橋となるアイデアをご紹介します。一般的な中学受験対策塾の入塾年齢は小学校3年生の春。それまでの間に、時間にある程度融通が効く在宅ワークの利点を活かし、やるべきことをまとめました。

よりこ
よりこ

よりこの子供はふたりとも中学受験をしているわ。上の子は偏差値67、下の子は偏差値70(四谷偏差値)の学校に進学したの。子どもたちの中学受験を振り返って思うのは、すべての勝因は、もっとずっと幼い頃に作られたんじゃないか、ということよ。

中学受験と幼児教育の関係性

中学受験は、単に知識を詰め込むだけの試験ではありません。論理的思考力、読解力、表現力など、様々な能力が求められます。特に近年では、単なる詰め込みではない、知識の応用や思考力を問う問題が増えました。これらの能力は、幼児期から育てることが重要です。

よりこ
よりこ

特に下の子の学校は、思考力や、普段の生活の中で培った知識の幅を問われる問題が多く、塾では対策しきれないと感じたわ。そして入学させてみると、勉強だけではなくさまざまな分野で能力が高い子が多いこと。ピアノ、バイオリン、英語、絵画、各種スポーツ、プログラミング、算数オリンピック受賞経験者など。

B子
B子

でも、いつどの段階でどんなことをしたらいいの?あまり小さなうちから、あれこれやらせるのはちょっと。お金も時間もたくさんかかりそうだし、子どもがのびのびできないのは嫌だわ。

よりこ
よりこ

そうね。ただ、発想を少し変えてみて。記事と矛盾するようだけど、中学受験のために幼児教育をするんじゃないの。子どもの知育を意識し、感性を磨くことは、受験なんて関係なく、その子の生涯の宝となるわ。年齢に応じた丁寧な子育てをした結果、先々、思考力を問う受験に適応でき、さらにその先の、大学、就職の選択、人間関係にまで好影響を与えるのよ。

本記事で推奨するのは、高額のスクールに入れるとか、高い教材を買い揃えることではありません。また、有名な佐藤ママのように3歳までに一万冊の絵本を読み聞かせるといった、実現が大変なものでもありません(それができればいいけど、なかなか難しいですよね)。もっと一般的で、特に在宅ワーカーのママなら、取り組みやすい内容です。幼児教育で大切なのは、「親子で楽しみながらできること」「子どもとの時間を丁寧に過ごすこと」。遊びや日常生活を通して得たものは、その子の大事な礎になります。

幼児教育で意識して取り組むべき内容

  1. 知育: 算数、国語、理科、社会などの基礎知識を身につける
  2. 非認知能力: 思考力、創造力、協調性、自制心など、学力以外の能力を育てる
  3. 生活習慣: 早寝早起き、規則正しい生活、健康的な食生活など、良い生活習慣を身につける

知育:算数、国語、理科、社会などの基礎知識を身につける


国語は、なんといっても絵本の読み聞かせです。このあとに詳しく述べます。算数は幼稚園の年長児には、簡単な計算と九九の半分くらいはできるといいですね。ただし、あくまでも楽しみながら、が基本。我が子は「くもん」には通わせていません。さまざまな考え方がありますが、幼いうちは、計算の速さや高度な数式よりも、楽しさを優先し、物事の概念をごく自然に身に着けさせたいと考えたからです。文字もそうですし、動植物の観察や、電車の路線図もそうです。子どもは幼いうちは、遊びと勉強の境が曖昧なものです。九九も日本地図もゲーム感覚で、目をキラキラさせながら覚えてしまいます。

非認知能力:思考力、創造力、協調性、自制心など、学力以外の能力を育てる


在宅ワークのママなら、子どもが幼稚園や保育園に行っている間に仕事をし、帰宅後は夕食作りまでに子どもと過ごす時間も取りやすいです。そこで一緒に公園に出かけましょう。外遊びは非認知能力の育成に大きく影響します。外のもの(葉っぱや木の実、花、虫、砂)に手を触れ、みたて遊びをしたり、風が梢を渡る音を聴いたりします。休みの日もあまり遠くまで出かけなくても大丈夫。春ならいちご狩り、夏なら涼しい博物館、秋は一緒におにぎりを作って公園に行き、どんぐりを拾って工作をする、冬は一緒にスーパーに行って、鍋の材料を一緒に考える、など、季節を意識した時間を過ごしてください。そして夜ご飯のときや眠る前に、今日あったことを親子で話したり、絵日記を描くのもおすすめです。お金はあまりかかりません。時間が、ある程度かかります。疲れていると面倒に思う日もあるかもしれませんが、幼児期は本当にあっという間です。この時期は親子にとって大切で、宝物のような思い出になります。

生活習慣 早寝早起き、規則正しい生活、健康的な食生活など、良い生活習慣を身につける


なんといっても、早寝早起きです。保育園なら3歳児はまだお昼寝がありますが、幼稚園はありません。その分、夜は早く寝せます。うちは7時半には寝ていました。起床は5時半〜6時です。必ず朝ご飯を食べます。腸が刺激され、排便が毎朝あります。脳が目覚め、日中のさまざまなことを吸収しやすくなります。栄養は、それほど難しく考えなくても大丈夫。手抜きの日があってもいいです。でも、早寝早起きだけは守っていました。良い生活習慣は、良い学習習慣の土台にもなります。

中学受験と幼児教育:年齢別攻略ガイド

【0歳~2歳】脳の土台を作る!この時期に意識すべきポイント

この時期はごく当たり前のスキンシップと適度な運動を意識するだけでじゅうぶん。おもちゃに興味が出始めたら、大きめのソフトブロックやおままごとセットなど、年齢に応じたものを与えましょう。手で触って確かめて、舐めても大丈夫なものを。わたしは生後十ヶ月頃には絵本を読み聞かせしていました。毎晩1冊ずつ。薄いもので大丈夫。また、クレヨンや色鉛筆で自由に絵を描かせましょう。指や手首の力が身につきます。とにかく、「手で触れて、指を動かし、確かめる」のが大事。泥団子でも、花でも葉っぱでも、ダンゴ虫でも、粘土でも。

【3歳~4歳】好奇心を伸ばし、学ぶ意欲を高める。とにかく絵本!

引き続き公園遊びなどで運動させつつ、家では絵本の読み聞かせ。この時期に大切なのは、「絵本っておもしろいなあ」「ワクワクするなあ」から、「物語大好き」にすることです。
寝る前に二冊ずつくらいで大丈夫。「ママ疲れているから、一冊でいい?」とお願いしてもいいです。ベッドの横には一週間も経つとお気に入りの絵本の山ができるでしょう。

よりこ
よりこ

わたしは月に3冊と決めて購入し、その他は図書館で借りていたの。購入したのは年間で36冊。3年間で百冊くらいになるわね。上の子と下の子では性別も好みも違うので、それぞれに応じたものを買い足したりしたわ。

よりこ
よりこ

子どもって同じ絵本を繰り返し読みたがる。最初は図書館で借りても、気に入った本は購入するといいわ。読み聞かせのとき、怪獣は怪獣の声で、老若男女別に声色を使い分けて読むと、子どもは大喜び。勝手にセリフを付け足したりすると、それもまた喜ぶから、楽しい時間よ。

【5歳】小学校入学準備と読み聞かせからの卒業

絵本の読み聞かせは幼稚園で終了します。少し早い?いいえ、我が家は、小学校に上がる頃には、どちらも、自分で本を読む子になっていたのです。5歳の頃、やったことは、絵本から、児童書への移行。最初、子どもは絵が少なくて文字が多い児童書を警戒します。そこで、毎晩の絵本の読み聞かせを、「毎晩、児童書を章ごとに読んであげる」に変えたのです。子どもは続きが気になります。それでも「続きはまた明日ね」と本を閉じます。ごねるようなら、最初に約束をしておくといいですね。「これはお兄さん用の特別な本だから、お話の部分が長いの。だから、毎晩少しずつね」と。
下の子の時は、この児童書が最初の一冊でした。


今でも特別な本として、本棚にあります。「すごく面白くて大好きだった」と言います。この頃から、「本って面白いな。読んでもらわなくても、自分で読んだ方がたくさん読める」ことに気づいてゆくのです。当然、本を読むには文字を知る必要があります。

よりこ
よりこ

子どもたちが通っていた幼稚園では年少時から絵日記を推奨していました。家庭でも毎日少しずつ文字を教え、絵日記を描かせることで、文字が自然と身につき、いつの間にか文章も読めるようになっていました。文字は目的ではなく、あくまで道具です。自分の気持を伝えられる、面白い本が読める。お友達やママにお手紙を書ける。大事なことです。

確かに、幼児教育に熱心な園だったので、文字の読み書きはもちろん、九九まで覚えて卒園しました。日本地図もです。しかしわたしは、もっとも影響を与えたのは絵本だったと考えています。絵本の面白さを知る。児童書の世界を知る。自分で読もうという気持ちになる。

少し大掛かりな体験もいいでしょう。我が家は、田植えにも行ったし、国内旅行、海外旅行もしました。動物園に行き、博物館の年パスも買った。図鑑を買い揃え、習い事もいくつか初めた。ピアノにプール、ダンスに武道。でも、子どもの心に一番しっかり作用し、根付いたのは、「自分で本を読むこと」です。その次が、「折り紙」。このことが、小学校入学以降に、思った以上に大きな力を持ちます。

【6歳】6年後の中学受験を念頭に、生活習慣を作り上げる

まず、入学前に、お子さんといくつか約束をしましょう。必ずやってほしいのは、「早寝早起き」です。一年生のとき、我が子は、8時就寝、6時起床、でした。起床後、軽く体操をして、机に向かいます。ここで朝学習。たったの5分です。百ます計算などしていました。その後、しっかり朝ご飯を食べ、トイレも出して(笑)、脳が起きている状態で登校します。帰宅後は、学校の宿題。外に遊びに行く。5時半にはお風呂に入る。6時に夕食。夕食後、20分くらい、通信教育の学習をやる。間違っていても、深く追求しません。大事なのは、内容よりも、「習慣化」。そしてここが大事、寝る前に、30分くらい、自分で本を読む。わたしもそばで、読書をします。

我が家がやっていたのはスマイルゼミ。コンテンツが充実していて遊び感覚で学習が習慣化できます。お試し入会で2週間無料。

【8歳】いよいよ来年春、受験塾に入塾するための準備を始める

3年生になると、勉強習慣が身についています。朝学習。夕食前、もしくは夕食後の、宿題とは別の学習。そろそろ、来年入る塾の入塾テストのことを考えます。我が子はふたりとも四谷大塚系列の塾でした。ハッキリ言って、入塾テストの、特に算数は、対策をしないと、普通の小学生には難しいです。そこで、以下の薄い教材を二冊買って、3年生は毎日1ページずつやりました。この学年は、間違いを間違いのまま、放置はできません。どこで躓いたのか、親も把握しておく必要があります。算数は積み木や身近な道具を使って理解を深めます。この問題集は2周させました。

学校で習う算数とは違います。つるかめ算、和差算、相似など、受験算数で習う項目の、さらに基礎部分となる導入になっています。
ここで、幼児の頃に身に着けたことが生きてきます。
国語が得意です。文章題、図形問題でも、何を問われてるのか、そこはちゃんと理解できています。国語の音読もスムーズで、内容をしっかり理解しながら音読していることが分かります。文章題は間違いません。算数も、図形は立体的に考えられます。理科、自分で図鑑やテレビで得た知識量が多いです。社会、物語が好きなので、歴史は壮大な物語ととらえることができます。

まとめ

中学受験は、子どもの将来にとって大きなチャンスとなる可能性があります。幼児教育を積極的に取り入れることで、中学受験を成功させ、子どもの夢を叶えるための基盤を作ることができます。

なにより、幼い頃から子どもの教育と向き合った記憶は、親子ともに宝物になります。教育虐待も叫ばれていますが、「子供が楽しむこと」「無理なく継続できること」「その延長線に受験がある」ということを忘れなければ大丈夫です。

また大切なのは、勉強において取り返しのつかない失敗などないということ。人は何歳からでも勉強できます。十二歳の春、第一志望校に合格しても、合格しなくても、子ども自身の価値は変わりません。そのことは、絶対に忘れないようにしましょう。

よりこ
よりこ

子供に言い続けたのは、「ご縁があって入学する学校が本命校」。実際、下の子は当初の第一志望校には落ちたの。でもその経験さえ肥やしに変えて、見違えるほど成長したわ。

中学以降は、親子で共に取り組むことは激減します。充実した幼少期を過ごした子供は、「読んでもらう絵本」から「自分で読む本」へと移行したように、勉強でも人間関係でも「自分で決めてやっていく」ようになるのです。それが自立というものであり、上手に親離れ子離れできるのは、幼い頃、たくさん関わったからに他なりません。在宅勤務、副業で得た自由な時間とお金を、大切なお子様のために使いましょう。

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